ビギナーの風水学講座:目次


方位別の吉凶効果


ある方位を使った場合にどういう影響が出るか…人それぞれの差はありますが、だいたいの原則があります。
例えば、二黒土星の周った北方位を使った場合は、北(j坎宮)の影響と二黒土星の影響が両方出ます。その為、両方の項目を組み合わせて見て下さい。
良い影響、悪い影響どっちが多く出るかは、本命星との相性、また北と二黒土星の相性の良し悪しによります。

方位を使うとは?


風水で「方位を使う」という場合には、幾つかの意味があります。
  1. 自分自身がその方位に動く場合……引越し、旅行など。
  2. 物や人が向うからやって来た場合。
  3. 敷地に穴を掘ったり改築したり、家具や物を動かしたりする場合
1の場合は、あくまでも自分の寝泊りしている住居を中心にして見ます。住民登録とか名前だけ置いている、というのは関係ありません。

2の場合にも、その方位の影響があります。自分自身が行く場合ほど大きな影響はありませんが、特に食品や輸入品や大きな買い物の場合は注意しましょう。

意外と注意が必要なのは、3の場合です。昔の人は、釘一本打つにも日が良いとか悪いとか、いちいち調べたものですが、あながち理由のないことではないのです。
特に池を埋める、穴を掘るなどの、土地を直接いじるケースでは影響が大きいので、注意してよく日と方位を調べましょう。

最近では一戸建てを建てかえる場合に、家を空けて即座に取り壊し、短期間で建築される方をよく見受けますが、非常に危険です。
建替えには一定の原則があり、一定期間空き家にして気を抜かなければなりません。気をつけて見てみると、ご近所に例があるかもしれません。地域に密接した不動産業者などに聞いてみると分かりますが、住宅をいじった途端に家庭内に変事が出たという例は、枚挙に暇がないでしょう。


方位別の効果


凶方へ行った時はどうするか

あなたはどのタイプ?

いくら風水の勉強をしていても、どうしても凶方位へ行かなければならない場合は出て来るものです。そんな時はどうするか、人によって反応はいろいろあります。

1、普段の行いが悪いから、こういう凶方に行くようになった、これで万事休す…と際限なくペシミズムに陥る人
2、何か方法はある筈だ、と「方違え」の方策を練ったり、神頼みで方除けのお札を手に入れたり、風水師に相談に行ったりするマニアックな人
3、こうなって良く考えてみたら、今まで風水なんてちっとも当たらなかった、なんだ気にすることないや、もうこれからは風水なんて無視!と投げ捨ててしまう人
と、いろんなタイプがあります。

ですが、贔屓目は排除して、過去の動きを冷静に分析してみると、不思議な一致に驚かれることと思います。
ただし、頻繁に長期の海外出張などに行かれる方は、方位の影響を受けにくくなってきます。太極が薄くなってくる為です。これに関しては別の問題が発生しますので、もう少し、命理の面から幅広く考えなければなりません。

しかし、普通はやはり方位の影響はありますので、今後の人生をよりよく送るためには、自分の吉方、凶方を知って、うまく対処しなければなりません。

生まれた日も生まれた場所も両親も、自分で取り替えることはできませんが、方位はこれから自分で注意して、運命を変えていくことができるのです。
風水とは、ただ単に非情な宿命に泣くばかりでなく、自分で運命を切り開くことのできる、ただ一つの方法を示しているのですから。


凶方の影響を和らげるには?

それでは、止むを得ない事情で凶方へ行かなければならない場合はどうするか。
この問題について、最低限の心構えを述べておきます。

結論から先に行ってしまえば、方位に関しては、その影響を完全に打ち消すことはできません
先程例に出したように、よく世間で「方違え」と言って、いったん違う方角へ行って、それから目的地へ二段構えで行くという方法が行われますが、こういう姑息な手段に頼るのは考え物です。
もしどうしても方違えの方法を取るならば、半年とか一年、つまり完全に引っ越しをしなければなりません。この考え方からすると、方違えというものは存在しない、ことになります。

それではどうするか、といえば、二つの方法を組み合わせて考えてゆきます。
一つは、今後できるだけ吉方で引越しや旅行を行うこと。
もう一つは、家相を整えてゆくことです。

引越しの影響は半分で、後の半分は家相の影響がモノを言います。
しかし、家というものは、移転した方位の性質と家相の傾向が一致していることが多いので、結果的に凶方で越した家は凶相であることが多いものです。
よく家相を観て、バランスの良い判断をしなければなりません。

旅行で吉方をとりたい場合は、先天的な吉方であること、後天的にも吉方であることなど、いろんな細かい条件があります。
また、無理して旅行だけで凶方の影響を挽回しようとはしないで下さい。人間には「移動運」「旅行運」というものがありますので、移動に強い人と無闇に移動すると心身ともにかえって不安定になってしまう方があります。


凶方での心得

もう一つの心構えとしては、消極的な方法ですが、被害を最小限に止めるため、少しでも防衛策を取ることです。
具体的には、せめて出発日だけでも吉方になるようにしたり、最低限の用事だけ済まして、滞在をなるべく短期間に留めることです。
なるべく凶方での飲食はせず、お土産のタグイも持ち帰らないこと。温泉にも入らないことです。

方位というのは、方位だけが単独で吉だったり凶だったりするわけではなく、当人の運勢とか因縁と深い関わりがあります。
良いこと悪いこと、何ごとにもそれなりの原因があるもので、自分自身が過去に何らかの種を蒔いているのです。どんなことであっても、何か結果が出るということはそれが消えてゆく時でもあります。次は良い種を蒔けば良いのです。

しかし過去の移動が凶方であるとわかったら、悪い種はなるべく身の回りに置かない方が賢明です。身の周りを見回して、過去に凶方で買って来たもの、お土産として貰ったものなどがあれば、早く手放すようにしたほうが良いでしょう。
最終的に、自分でどうしたら良いか分からない場合は、筆者にご相談下さい。


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