ビギナーの風水学講座:目次


方位の効果はいつ出るか



線路の法則とは

方位を見て旅行とか引っ越しをした人の間で、「私、暦見て吉方に旅行に行ったのに、ちっとも良いことなかった。飛行機は遅れるし、ホテルは汚いし、もう最悪ぅ」なんて話題が出ることがありますが、これはよくある勘違いというか、知識不足なのです。

方位の効果というのは、その場で出るのではありません。
吉方に旅行に行ったから楽しかった、とか、凶方へ行ったから悪いことが起こったというのではなく、方位の効果というのは、一定期間を経て、じわじわと現れるのです。だから効果もあるし、怖い現象でもあるのです。

「線路の法則」というのですが、4、7、10、13、という原則があります。
近距離で一泊程度なら、4日後、7日後、10日後、13日後にその効果があらわれます。
中距離で2、3泊から7泊以内なら、4カ月後、7カ月後、10カ月後、13カ月後です。
遠距離で一週間以上の長期の旅行なら、4年後、7年後、10年後、13年後に、その方位の象徴する現象が出てきます。
近距離、短期間の場合はその影響はすぐに小さく出てすぐ消え、遠距離、長期間であればあるほど、遅く出て長く大きく続きます。


吉凶は方位のみに非ず

しかしこれは、あくまでも方位の効果に限っての話です。
本サイトでモットーとする大局的、運命学的な見地からしますと、本当は、なぜそういう場所と方位へ行くようになったのかが、より重要なのです。

特に海外旅行などの場合は、行った場所、宗教感覚などが大きく影響しますので、かなり注意したいところです。この問題については、「風水学講座・天の巻」でより突っ込んで触れてゆきます。

方位に限って言えば、もし行った先で何か変わったことがあれば、前に使った方位の影響が出たと考えた方が良いでしょう。
しかし面白いもので、いろんな例を見てきますと、いったん吉方へ行きますと、その吉方取りのお陰で、その後も吉方へ行く機会を得ることが多く、凶方を使いますと、次も凶方へ行く場合が多いようです。
そしてどこかで、吉凶禍福の輪がつながったり切れたりするまでそれが続きます。


人生の波を見極める

しかし人生良い時期ばかりではなく、また悪いことばかりでもありません。
「吉凶禍福はあざなえる縄のごとし」というように、山あれば谷ありで、良いこともあれば悪いこともあります。その波やサイクルを見極めることも大切です。

最も心に留めておかなければならないことは、あまり運勢の良くない時期の過ごし方こそが大切だ、ということです。
誰でも調子の良い時には放っておいてもうまくいきますが、あまり調子のよくない時にこそ、自棄になったりジタバタせずに、今は休養と下準備の時期と考え、時に応じた行動を取ってこそ、その後が決まるということです。

「今いろんなことが思うようにいかないので、何とかして挽回したい」と考えることも多いと思います。しかし、その場のことに振り回されずに、一歩引いた立場で自分と人生をを客観視するのも、運命学では大切なことです。

風水学、気学を、運命学、人間学の一部として捕らえると、方位効果の表れかたも、人生の波に即して考えることができるようになるでしょう。
そうなってこそ、風水学を本当に地に足のついた、素晴らしいものにしてゆくことができるでしょう。

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