読誦行への招待


読誦行とは

読誦行というのは、仏教の修行の一形態ですが、経典を書き写す書写行に対し、読み唱えることを読誦行と言います。

読=目で読む
誦=口に出してとなえる


この二つを合わせて読誦行と言います。
じつは、読誦行というのは意外にハードルが高く、それは住宅の騒音問題との絡みなどもありますが、それ以上に、自分自身との闘いという側面があるからです。

読誦行というのは、眼で経典を読み、口と肺と使って腹から声をだし、それがまた自分の耳に入ってくるという、いわば五感と体全体を使う行ですから、いろんなものが邪魔をします。
更に、忙しくて読経できない日があったり、風邪気味で咽喉の調子が悪かったり、息切れしてスラスラとお経が上がらなかったりと、いろんなケースがあります。
それに加えて集合住宅などでは、毎日読経の声が聞こえる、というのも問題になりがちですから、誰にでもお勧めできるわけではない、という側面もあります。

しかし、もしやってみたい、という方がありましたら、自分なりに実践してご覧になるのも良いことですので、材料を提供しておきます。
CDと経本のセットも売っていますが、youtubeでも良いものが提供されていますので、一緒に声を出してご覧になると良いでしょう。

「勧請」(かんじょう)とか開教偈部分は、事前のご挨拶みたいなものですから、そんなにウエイトを置く必要はありませんが、いろんなバージョンがありますので、試しに聴いてみて、やれそうでしたら声を出してみて下さい。

筆者は法華三部経全巻を100回達成!とか、読経マラソンみたいな感じで目標を立てて読誦したりしますので、youtubeのものよりももっとずっとハイペースの、荒行とか祈祷のような上げ方をします。
同じ勤行を毎日決まって繰り返すよりも、如来寿量品第十六を100回、観世音菩薩普門品を100回とか目標を建てたほうが、続きやすい気がします。
しかし初めての方は、まず勤行でどういう部分を上げるのかを体験してみて下さい。

あまり癖のない、お勧めの動画を探してみました。節をつけて上げる方法もありますが、節をつけずに、素直に一文字一音節でしっかりと腹から声を出すことが大切です。

日蓮宗お経 日常勤行集
妙法蓮華経 如来寿量品第十六
妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五


文責:タオ<コピー・無断引用禁止>

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