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「できる書斎」の底力



今まで一般的な事業所のことを中心に述べてきましたが、今回は「書斎」について考察してみましょう。
主に個人事業主、自由業、SOHOなどのうち、座業中心の人の、仕事の集中力と能率の上がるような書斎の作り方です。

筆者自身も自分の書斎で仕事をしているわけですが、知り合いでやはり自宅で仕事をしている人が、最近仕事が遅れがちだということで困っているようです。

筆者も一種の文筆業に近いわけですが、こういう仕事でやってゆくには、頑張ったり休んだりサボったり遊んだり(頑張ってない時が多い…)、それなりに波を作りながら、自分自身の心身を調整しつつ滋養を与え続けていかなければ、とても続きません。
真面目に頑張り続けているばかりでは、到底生き延びることはできません。

あくまでも私の考えですが、フリーランサーというのは、真面目に沢山仕事をしても、質が悪くてはどうにもしょうがないので、適度に遊びを取り入れつつ、自分を開け放ったり刺激したり、はたまた追い詰めたり、しごいたり、いろんな工夫が必要なわけです。
自分が枯渇してしまったらお終いなので、与えられた仕事をこなす場合とは、少し違う側面があるわけです。その辺の変化とかリスクが楽しいという側面もあるので、ある意味で厄介な性分ですが。

ただし、真面目に時間に出勤するのが第一、というサラリーマンではないものの、やはり締め切りは守らないと、特に文筆業などでは出版不況の現在、生き残れません。

出版不況と言うのは、もうずいぶん前から同じことを言われてきたのですが、ひどいもんです。出版社は、本が売れないので、売り上げを落とさない為に、出版点数を増やして部数を減らすという作戦に出たわけです。

これを作家側から見ると、同じ枚数を書いても、部数が半分になれば、入ってくる収入は半分になります。部数が半分になり出版点数が倍になれば、今まで年に2冊書いていた人が、同じ収入を得るのに、年に4冊書かなければならないわけです。
これは他の業界でもダンピング競争が進んでいるので、似たような現情でしょう。

知り合いとも、長年仕事をしているとそろそろエネルギー切れなんじゃないの…というような話をしていて…


残念な書斎

ふと思いついて、仕事部屋、どういう風にしてる?と聞いたのです。そしたら、窓際に机を置いて、背中はガラ空きだそうで。
これはダメです…
そこで、実験的に、使用前、使用後を見てみたいと思います。

間取り図がないので、とりあえず写真で仕事場を判断し、こちらで間取り図を作り始めました。しかし、サイトに上げるには少しビジュアル面も考えたいので、と…この際、前からやってみたかった、間取り図作成ソフトを試してみることにしました。

いろんなソフトを試してみた結果、結局はこの世界で一般的な有料のものを使うことに。そうとうの時間、ああでもない、こうでもない、とパソコンを酷使しましたが…人のこと仕事が遅いって…自分も遅かった…。
私のは凝り過ぎて結果的に遅いだけなんですけどねェ。

その出来上がったものですが、一発目。
最初に何とかやっと作ったので、いろんな意味で使用前です。実際とはかなり雰囲気は違いますが、とりあえず大きな家具と机と椅子の置き方はこんな感じ。手前の左がドアです。

見事に落ち着かない雰囲気です(筆者から見ると)。この窓は東向きだそうですが、東の発展運を貰うどころか、夜型人間なので、早く朝がくるのが大いに仕事にとってマイナスだそうです。

まだこのシミュレーションソフトがちゃんと使えず、小物などをちゃんと置けていません。この後も丸一日格闘していて、だいぶ私も成長しましたが、このカーテン張るのに苦労しました…どうでもいい部分で…

私事にわたりますが、このコーナー「ビジネスに生かす風水学」を更新したのはほんとに大昔なので、その頃からすると、こんなものを作れるようになったのは格段の成長です。
前作った幼稚な図と、本章の後でアップするものとを、比べてみて下さい。昔の図なんて、ほんとにアップアップしながら、やっとのことで作ったものです…。

自慢話、苦労話はどうでもいいですが、やはり自分自身も書斎の中で苦労しながら成長してきたので、書斎にはことのほか、思い入れがあります。あまり読み書きをしない人には関係ない話ですし、書斎でなくて工作室とかAVルームとか、トレーニングルームに多くを割く場合もあるでしょう。その人の生き方次第です。
ただ、読み書き中心の生活だと、ほんとに書斎というのは自分の足腰のようなもので、書斎の使い勝手が悪いと、死活問題です。

私はこのコーナーの他の章でも、机の置き方について述べていますが、実は風水と全く縁のない子供の頃から、机を窓際向けたり壁につけて置くことはしませんでした。布団を縦半分に折らないと敷けないような狭い部屋で暮らしていても、自分の机のない時代でも、自分の勉強空間は確保していました。それでも外野がうるさいと、すぐに押入れに逃げ込んでしまってました。(どらえもんです…)

背中を壁につけるのは、座卓が多かったので、壁に寄りかかるほうが楽、という理由が一つ。もう一つは壁に顔向けていると息がつまりそうで、物を書いたり勉強したりできないからです。かといって窓際を向くと、気が散って散漫になります。
いったん集中してしまうと、窓の外に何があっても関係ないのですが、そうなると、窓の外の出来事が集中しているのを妨げる場面もあります。窓のほうを向くのは、私はNG。
一番よいのは、背中を壁につけ、本棚に顔向けること。今もそうなっています。

ただし、近年は目の前には大画面の液晶があるので、壁際に向けて机を置くのもそれなりにОK。24インチ以上あると、画面の先がどうなっていようと、ネットでどこにでも行けるので、あまり閉塞感はありません。
勉強部屋、書斎の軌跡は、仕事の軌跡でもあります。そんなわけで、今回は自分の書斎を公開してしまいます。

上の窓際に向いた仕事部屋は、ダメだなあ、なんでこんな置き方するの?落ち着かないでしょう…と思いつつネットで画像検索したら、ほとんどの方が窓際に向けて机を置き、背中がガラ空きでした。ためしに「書斎」でグーグルの画像検索してみて下さい。続々出てきます。
一部の文筆業の方を除いて、半数以上がこの置き方です。文筆業の方が特別神経質なのは分かるとして、「書斎です」と、画像をネットにアップしている人の多くがこの置き方なのには少々驚きました。


タオの書斎開陳

私の書斎は6畳ほどの洋間ですが、こうなってます。ちょ、ちょっと綺麗に出来すぎて美化しているので、証拠写真と一緒にアップ…

写真はクリックすると拡大します


ソフトのパーツにカリモクの家具を多く使ってあるので、ソフトの机の絵はバッチリ現物と同じです。他は雰囲気だけ、なるべく近いものを使ってます。どうしてもソフトで作ったのものは綺麗でスッキリ、実物はゴチャゴチャしてますが、実物のほうがずっと凝ってます。ソフトは限られたメーカーしかありませんが、実際は多くの中から選び抜いているので。

メインの椅子は、前はアーロンでしたが今はリープ。
この部屋のPCはワークステーションが2台。(IBMとHP)。NECの水冷機一台(iPOD専用)。自作機2台。ノートPCはまた珍しいものがあるのですが、それは別の機会に。
メインのデスクで仕事、サブデスクでDVD焼きとか雑用をします。
ライトマニアで、可愛い変わったスタンドを集めています。今日はその中の幾つかをサブデスクに置いていますが、他にいろいろと謎の物体もあるので、またの機会に。

本は何度かの引越しの度に大量に整理してしまうので、そんなに多くありません。昔から持ち歩いている本は数十冊程度。この部屋にあるのは3分の2ぐらいで、後はリビング、最も肝心な本は仏間に。意外と本にはこだわずに整理してしまうほうです。
少し狭くて物がゴチャゴチャしてる他は、与えられた条件の中で自分なりに使いやすいようにレイアウトした書斎です。

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