ひな祭りは何のため?

女の子のお節句、「ひな祭り」。これも、風水や陰陽道では重要な行事です。「ひな」とは「小さい」という意味で、つまり、おひな様とは「小さい人間」であり、「ひとがた」なのです。
もともと、早春にひな人形を飾るのは、小さな子供の病気や怪我などの災難を、おひな様に身代わりになってもらう為のものでした。「流しびな」は子供の体を撫でて厄をうつし、川に流すしますが、同じように、一般のひな飾りも本来は厄除けなのです。
おひな様を長く出しっぱなしにしないのは、厄を貰った人形を子供の傍にずっと置きたくないという、親心から出た風習かもしれません。
その為、ひな人形は、本来は紙製で使い捨てでした。現代でも、親から代々受け継いだり、お下がりを貰うのではなく、一人一人が持つのが本来の姿です。しまう前には太陽光線にしっかり当ると、邪気が清められるでしょう。

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