お正月飾りで風水バリア

新年を迎える準備として、門松やしめ縄はつきもの。じつはお正月のお飾りは単なる縁起物ではなく、風水的にも重要なアイテムなのです。
古来、神様は高い樹に宿ると考えられてきましたが、門松はその年の守り神(歳徳神)が降りてこられる際の目じるしとして立てるもの。縁起の良い植物として「松・竹・梅」を使いますが、常緑樹を使う場合もあります。
一方、玄関のしめ縄は、災いや邪気から我が家を守る、神霊バリアを表す境界線。「しめ縄」の「しめ」は「禁忌」の意味で、もともとは死霊が入り込まないよう、しめ縄で「結界」を張って清浄を保つ為のものでした。
神社の神域には、一年中あちこちにしめ縄を張り巡らせてありますし、由緒あるご神木や相撲の横綱の化粧回しも、神聖犯すべからざるもの、として、しめ縄を回してあります。鏡餅やお神酒は、それらの神様への感謝の気持を表すお供えでもあります。お正月飾りとは、昔の人の考えた風水バリアなのですね。(2009/01)

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