梅の季節です

梅は日本人にとってはとても重要な食品です。
自家製梅干自慢の方から梅酒を造る人まで、6月は大忙しの季節。梅の収穫期は6月のほんの一時期なので、チャンスを逃がさないように買い込むのが大変ですね。
そこで梅に関するマメ知識を幾つか。

★梅は隔年結果(かくねんけつじつ)といい、豊作の年と不作の年が交互にあります。つまり1年おきに豊作なのです。有名な紀州の梅も、全国の中でもこの豊作と不作の差がひどいので、収穫量が安定せず困っているそうです。
でも本来、それが自然の姿なら、仕方のないことのような気がしますけれど…
梅の収穫期は6月中旬。今年も見逃さないようにいきましょう。

★梅の青い色は、実は毒物です。青酸カリと同じ毒性を持っています。
でもご安心あれ、アルコールや塩に漬け込んだ梅の毒性はかなり低下しています。大量の青梅や種を噛み砕いて食べたりしない限りは大丈夫。
梅がお腹に良いというのは案外、この毒性がほどのよい殺菌作用となって働いた結果なのかもしれませんね。

★今では普通に家庭で作られている梅酒ですが、実は昔は酒税法違反でした。でも、梅酒が密造酒…ってなんだか生活感情に合わないですよね。そこで1962年に酒税法が改定され、アルコール度数が20度以上の酒類に、果実を混ぜるだけならば、アルコールの製造にはあたらない、という例外が設けられました。
でも今でも、度数の低いアルコールを使った場合、醗酵が生じるので、やはり違反だそうです。けっこうややこしいものですね。

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