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届け出、済ませた?



一人暮らしを始めるにあたって、意外と大事なことを忘れがちです。
それは各種の届け出とか、保険とか、社会生活を営む上での基本的なことです。
最近はこういうことが非常に厳しくなって、何をするにも、届出、登録がちゃんとなされていないと、イザという時に身動きがつかないことになります。
一番先に、これを確認しましょう。


◆自分の本籍、知ってる?

これは、あまりに当たり前のようですが、世間には、当たり前でない人が意外に多いものです。
単純にふた親の元に生まれて、そのまま育ってきた人には何でもないことでしょうが、両親の離婚、養子縁組、戸籍の移動など複雑な事情がある場合、自分の本籍をはっきり知らない人があります。
これでは部屋を借りるにも、就職するにも、パスポートを取ろうにも、どうにもなりません。実家を出る前に確かめるか、知らない人は今すぐ、次のことを確かめておきましょう。
事情によっては、戸籍謄本を見たために、知らなくてもよいことを知ってしまう場合があるかも知れません。しかし、自立する時には通らなければならない関門です。
何かあれば、筆者までメールを頂ければ、慣れておりますので、何らかのアドバイスができると思います。

自分の本籍地の正確な所番地、両親の名前と生年月日

なお、戸籍謄本を取るのは郵送でも出来ます。次の要領です。
本籍地、戸籍の筆頭者氏名、使用目的、住所、氏名(捺印)、電話番号、手数料ぶんの定額小為替、住所を書いて切手を貼った返信用封筒。

これだけのものを所轄の役所に送れば、郵送してくれます。

※戸籍謄本というのは家族全員、戸籍抄本というのは本人だけのことを記載してあります。
家族の単位は、夫婦か親子2代までです。祖父、祖母、孫などは3代戸籍になりますので、別の単位として独立することになります。


◆住民登録した?

住民票は、必ず移動しておきましょう。実家に頻繁に連絡の取れる人はそれほど問題ないでしょうが、各種届け出には、住民基本台帳が元になります。
届けなくとも罰則はありませんが、届けていない人は、今すぐにでも届けておきましょう。音信不通にしていると、大事な連絡が届かなくなります。


★住民登録の罰則について、訪問者からお便りを頂きました。
筆者の情報が古かったようです。昔は届け出の猶予期間も長く罰則も有名無実だったのですが、最近はとみに厳しくなったようです。お便りでは、「引越してから14日以内に届けないと、「10万円以下の罰金」ということでした。
この方は実際には5千円プラス手数料だったそうですが、遅れた理由を自己申告して、簡易裁判で判決が出たそうです。もし犯罪性がからむともっと面倒でしょう。
どちらにしても、あまり遅れると住所不定の扱いになってしまうそうです。注意して下さいね。


◆健康保険、年金手帳持ってる?

住民基本台帳と連動して、必ず健康保険と年金の住所も書き換えられます。会社勤めの人は問題ないでしょうが、フリーのアルバイター(何で、こんな名称が普及しちゃったんだ。はじめは冗談か冷やかしのはずだったのに)などは、必ずきちんとしておきましょう。

もし、保険料などを滞納している人は、「失業したので」とか「失恋したので」とか(カンケイないか)事情を話して、少しづつでも、払えるだけ払う態度を見せて、対策を練りましょう。


◆収入の申告、ちゃんとしてる?

これは一番キチンとしておかないと、すごく問題です。
税金、保険料などすべて、この申告を元にしているので、社会人が申告をしないでそのまま忘れてナアナアになってしまうことはあり得ません。たとえその年に知らん顔をして逃げていても、必ず後で帳尻を合わせなければなりません。
この点は、近年非常に厳しくなっています。収入がゼロならゼロで、アルバイトならアルバイトで、その年ごとに必ずキチンとしておきましょう。用紙一枚のことですし、郵送でも済むことです。
国民健康保険の保険料などは、最近びっくりするほどの金額が来ます。これは社会構造上致し方ないことで、少し溜めると、たちまち払えなくなってしまいます。
もし溜まっている場合は、直接出向いても、電話でも手紙でも、何らかの形で、必ず対処する気持ちがあるということを伝えておいて下さい。
税金などの問題は、放っておくのが一番良くないので、少し狸寝入りしていると、すぐに最終手段が取られてしまいます。

役所であっても、人間がやっていることです。こちらが、きちんと問題を認識していて、誠意ある態度を取れば、分割払いでも何でも、現在出来る範囲のことで収まります。
何も、マルサが入るほどの脱税をしている人はいないでしょうから、困っているなら困っているように、事情を話しておくことが一番大切です。


◆生命保険、火災保険入ってる?

高額の保険に入る必要はありませんが、最低限の火災保険だけは入っておきましょう。
たぶん入居する時に、不動産屋さんで同時に入ったと思いますが、入ってない人、加入期限の切れている人は、すぐに入りましょう。

生命保険の方は、最低の保証だけを目的にしたものと、貯蓄型の養老保険などがあります。
「こくみん共済」「県民共済」などですと、2000円〜3000円の掛け捨てタイプで、病気、怪我など万が一の時の力になります。
これは掛け捨てといっても、3分の1程度は戻ってきます。「こくみん共済」では新型火災保険もあり、掛け金は安いので、不動産屋さんで入ったものと二つ入っておいても良いでしょう。各銀行、駅などに、備え付けの申し込み用紙があります。

貯蓄型のものはいろいろありますが、これは保証よりも、満期の時の一時金が目的ですし、イザというときに解約すれば、全額ではないものの、ある程度の金額が手に入ります。健康に自信があれば、特約などのオプションをはずせば、掛け金はかなり割安になります。

※こういうもろもろの問題も、結局はお金の問題に帰結するようですが、金欠病のあなたは、もう一度、自分のお金の使い方を見直してみましょう。
筆者も、家計簿もつけない人なのに、偉そうなことは言えないのですが、若い人はやはり、お金の使い方がアンバランスなように見えます。
決して貯金をしろなどと言うのではありませんが、何に価値の基準を置くか、自分でよく考えてみよう、ということです。

普段はケチケチしても、これだけは切り詰められない、ということがあるでしょう。
今は自分を磨く時期だと考えるなら、本代や稽古ごとの費用や情報機器は節約できないでしょうが、見栄や体裁でブランドものを買ったりするのは無駄でしょう。
ズルズル使っている携帯電話料金も、普通の契約回線にすれば、何分の一かになるはずです。食費にしても、コンビニで使うジュース代で、どれだけまともな料理ができるでしょう。
一概に言えないことではありますが、自分の価値の基準を決めて、何が無駄なのかをもう一度考えてみましょう。

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