みんなの風水:目次


ラッキーカラーの考察


ラッキーカラーって何?

前章で、黒を身につけることのマイナス面を述べましたが、それでは具体的に、何色を身につければよいのか、各色にはどんな影響を与えるのか?それを掘り下げて考えてみましょう。

風水学基礎講座のほうにも、色彩に関する章があります。インテリアまで含めた総合的な話としては、そちらのほうが詳しいので、ご参照下さい。この章では、主にファッションに限定した話をします。

ラッキーカラーということがよく言われますが、風水とは関係なく、心身には色による影響があるのは確かなことです。ただし、一般的に言うラッキーカラーとは、少し意味合いが違うかもしれません。
このサイトでは、原則としてインテリアや服装に使う色によって、簡単に幸運が舞い込むというような考え方には、異を唱えています。

ここでいうラッキーカラーというのは、何もその色を身につけていると急に幸運が舞い込んだり、宝くじに当たったり、という意味ではありません。
色は補助的な役割としては無視できない力がありますので、色の持つ力を、色彩心理学と風水の原理をミックスして考えてみようというわけです。


もし、色に運命を変える力があるとするならば、こう考えるとよいでしょう。
ラッキーカラーとは、その色を身につけると、活力とバイタリティが出て大いにその人の能力を発揮できる色、また安定感と充足感をもたらし、必然的にものごとがうまく運び、運気を安定させ、向上させる色、と言えるでしょう。

もちろん、運勢の強い人であれば、合わない色を身につけていても、それをはね返すことができるでしょうが、余分なエネルギーを消耗してしまいます。あなた自身の邪魔をしない、あなたを盛り立ててくれる色を身につけるに越したことはないでしょう。

それにはまず、各色の持つ力と傾向を知らねばなりません。


自分のカラーを知る

皆さん、自分の本命星はご存じだと思いますが、まず本命・月命早見表で自分の本命星を調べて下さい。特に、月命星は正確に知らない方が多いと思いますので、このサイトでまだ調べていない方は、必ず調べて下さい。

次に、この本命星にとって、相生の星、相克の星というのがあります。相性の良い星と悪い星です。このうち、あなたの本命星にとって相生の星の持つ色が、あなたにとってラッキーカラーです。
あなたの本命星の色、つまりあなた自身を現す色も、いちおう相性の良い色に入ります。
ですが、自分の本命の色というのは、何事につけても、あなたの持つ性格の傾向が強くなります。これは、その人の運勢と性格によって現れかたが異ります。

例えば本命七赤金星の人には、愛嬌が良く、あしゃべりが上手で、どっちかというと異性にもてる人が多いのです。七赤金星の色はオレンジ色、あかね色ですが、このような傾向を持った本命七赤金星の方が、普段からいつもオレンジ色、ピンク、赤ばかり身につけていると、その傾向がいっそう強くなってしまいます。異性にもて過ぎるのも考え物で、場合によってはお尻が軽くて間違いを犯してしまうことにもなりかねません。
特に、七赤金星の星が中宮したとき、また西に回った時には、いっそうこの傾向が強くなってしまいます。
おしゃべりが過ぎて人と口論になったり、異性関係が派手になり過ぎてちょっと困った事態になったり、パーティーや行楽にばかり熱心になって本来の仕事を忘れがちになったりします。こういう時期には、明るい色ではなく、かえって押さえ気味の色を身につけた方がよいでしょう。

それではまず、基本として、それぞれの本命星別の色を覚えましょう。
色というのは、自然現象から派生した要素ですので、単純に赤とか青というものではありません。微妙な違いがあり、その内に含んだ性質により、少し違うと全く別の意味を現すことになります。


本命星別カラー

九紫火星……色にすれば、太陽が一番高く昇った時の、金色です。紫とする場合は火炎の、赤と青の微妙に交ざりあった紫です。
八白土星……色に譬える場合は、山の土色、焦茶色です。八白の白とは、物事がいったん無に返って新しく始まる意味からきています。
七赤金星……いわゆるオレンジ色ですが、七赤金星の現す夕方の時間、夕焼けの色から来ています。また、実りの秋の収穫の色、紅葉色でもあります。
六白金星……白というよりも金属や宝石の硬い輝きをあらわす白です。むしろ金色、銀色とした方がよいでしょう。
五黄土星……黄河の黄色、黄土色ですが、物を腐敗させ、また生じる、土としての作用の一番強い性質を指します。
四緑木星……草木の緑です。若草色ではなく、まさに豊かに生い茂って成長した緑です。
三碧木星……若芽の緑も入りますが、どちらかというと青です。紺碧の青、空の青が大海原に映った色です。
二黒土星……これも土色ですが、五黄土星の激しい作用と違い、物を養い育てる大地の色です。黒い土の色、柔らかい茶色です。
一白水星……色では白、黒にあたります。夜中、穴、窪みなどの、光りの当たらない暗黒の黒、水の透明な白です。

以上がそれぞれ本命星に縁の深い色です。
勘違いしないでいただきたいのは、この色を身につけると良いというのではなく、自分の本命星と相性の良い星の色を身につけると良いということです。
しかし、一白水星の黒とか五黄土星の黄河の色などは誰が身につけてもあまり良い色ではありませんので、除外します。
次に相性の良い色を挙げますので、自分の本命星の行を見てください。

本命星別ラッキーカラー

九紫火星 茶、黄、緑、青
八白土星 紫、金、茶、赤、朱、黄
七赤金星 茶、金、黄、
六白金星 茶、朱、赤、黄
五黄土星 紫、金、赤、朱、黄
四緑木星 紫、金、青、
三碧木星 紫、金、緑
二黒土星 紫、金、茶、赤、朱、黄
一白水星 赤、朱、金、青、緑

色はPCの機種やブラウザによって見えかたが違いますので、参考程度です。あまり原色に近い色では服装に使用するにはふさわしくないので、西洋伝統色を使ってみました。
色名は下の通りです。

黄=ライムライト、金=ブロンド、茶=コーヒー、緑=フォレスト、ブルー=コバルト
赤=カーマイン、オレンジ=ゴールデンイエロー


誰にでもあてはまる一般的な傾向としては、なるべく暗い色、強い原色を避け、明るく柔らかい中間色が無難だと言えるでしょう。どんな色を選ぶか迷った時には、あまり強い原色にせず、中間色のほうが無難です。
しかし、中間色にもさまざまな色がありますし、各人の個性や好みもあります。ですからまず、各色の性質と、その色が与える影響を知っておくことが大切です。これに関しては、風水学講座の章で取り扱っていますんで、そちらをご一読下さい。

環境学としての色彩の話その1その2

「1998年記述」

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