風水巷談:目次

生活の中の暗号の話

~暗号小説の名作~


キューブにはまっちゃったよ

最近、気分転換とボケ防止に(?)、ルービックキューブをいじっています。前にも一度、メルマガにそのことを書いたのですが、昔のルービックキューブを想像して、「そう言えば昔やってたなあ」と言う人にとっては、最近のキューブは隔世の感があります。
特許が切れた後に、中国メーカーが参入してからのキューブは、最初のルービックキューブとはまるで別物で、回しやすさに驚きます。公式のメガハウスのものは、きっちり揃えないと引っ掛かって回せませんが、中国メーカーのものは、少々ずれてても回りますし、磁石内蔵で自動的にピシッと然るべき位置に収まります。キューブに関しては、中国製一択です。

前のメルマガの後、さすがに3×3×3は、出来るようになるとすぐ飽きてしまいました。
出来ると言っても、他人が考えた解法を見ながら解くので、賢くも何ともありません。数分かかっても解法見ずに解けるようになると、後はスピードアップしか腕の見せ所がなくなります。
構造が分かっていないと、スピードアップは出来ないので、それもいいんですが、2023年の世界記録が3.13秒って聞くと、まあ何の世界でもトップになると次元が違いますね。

今やっているのは、3×3×3に飽きてしまったところ、たまたま貰ったメガミンクスがよかったので、正確にはルービックキューブではありません。
こちらは12面体でパーツも多いので、急がずにじっくりとパーツを探し出して移動させないと、一面だって揃えられません。
メガミンクスは丸っこいので手に馴染むし、落ち着いてじっくり回せるので、自分にあってる感じです。
序でに、4×4×4や5×5×5などの多分割キューブもやっています。メガミンクスやギガミンクスいじるのに、やはり多分割キューブで基礎力つけないと、応用が利きません。

     
写真はキューブ専門店、TORIBOストアのものです。  

もし、キューブやってみたいけど全然出来なくて悔しい…と言う方は、youtubeで「新高橋メソッド」というのを見ると良いですよ。必ず出来ます。
一番多く使われている「CFOP法」は、今後スピードアップしたい人にはいいですが、上面を揃えるのに、パターンや回し方を何種類も暗記しなければなりません。
そうなると、しばらくいじっていないと、パターンを忘れてしまって、ガッカリする事になります。

それは避けたいので、パターンを覚える必要のない、新高橋メソッドを覚えたほうがいいです。そうするとすぐに、「あれ、ここ無駄じゃない?」という疑問が出るので、自分でそこを簡略化していくと、各種解法の長所、短所や、理屈が分かってきます。
ちなみに、簡略化する為には、必ず回転記号を書いて検証しましょう。でないと、ちゃんと簡略化はできません。

 
 

キューブの話を出したのは、3×3×3に数字を書いた、魔方陣タイプのキューブを発見して、「あれ?これって九星盤やんけ」と思ったからです。

五黄中宮の九星盤が魔方陣になってるってのは、勉強熱心な皆さん、ご存じですよね。
タテヨコナナメ、どっち方向で計算しても、合計15です。これは「方陣」「魔方陣」であって、「魔法陣」ではないので、くれぐれもお間違えの無いように。

でも、この数字書いたキューブを6面全部で揃えようとしたら、けっこう難しいのかな?
いや、色は6色しかないので、同じ色で一面を揃えるのは同じでも、位置が変わったらまずいのかな?
いやいや、普通に色でエッジとコーナーを揃えていけば、各パーツの来る位置は自ずと決まっているので、普通の3×3×3と同じでは?

検証してないのでまだ何とも言えませんが、これ、手品なので、何か違う使い方するんですよね。けっこう、こういう事を研究している人っているものです。

魔方陣で思い出したのが、暗号の話。関係ありそうな無さそうなですが…、最近、筆者の真似してKindle買った人から、何か無料で読めるのない?って聞かれました。私がちょうど、映画「イミテーション・ゲーム」を見て感動し、その後サイモン・シンの「暗号解読」を読んでいたので、ポーの「黄金虫」を教えてあげました。

黄金虫って、まさに暗号小説の名作です。暗号解読して宝探しって、想像しただけでワクワクしません?なんか、小学生の時から、ぜんぜん成長してない気もしますけど。

   
 「黄金虫」の1シーン  エニグマ暗号解読機


「イミテーション・ゲーム」は、第二次大戦中にナチス・ドイツが使った暗号機である「エニグマ」が、どうしてもイギリスに解読できず、数学者のアラン・チューリングを抜擢して解読した、という話です。
この解読機が、現在のコンピューターの原形になったもので、私は自分のパソコン…(もとい、ワークステーションだぞ!)を「チューリング・マシン」と呼んでいます。
でもこのアラン・チューリングは、同性愛者だったせいで有罪判決を受けた後、矯正の為の化学療法を施され、結局は青酸カリで自殺してしまったのです。LGBT団体怒れ!
暗号小説、楽しいですよ。イミテーション・ゲームその他、お薦めです。
キューブは好きな人とあまり関心ない人に分かれるかな。筆者はルービックキューブより、メガミンクスが好きです。

「2023年9月記」

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