風水学講座:目次

東洋占術から見た27クラブ~プロローグ~


この章は、風水サイトにはおよそ似つかわしくない、ロックミュージックの話なので、合わない方がいらっしゃるかもしれません。
しかし最近は筆者も、ジャンルに囚われずに、書きたいことを書く!というほうに方針転換しましたし、そもそもがロックミュージックシーンの中から出てきたテーマなので、音楽の話を抜きにしては語れません。
このサイトも、前にはもっと他ジャンルの話題が入り乱れていて、そんな中でも音楽の話は割によくメールを頂いてもいましたので、ご勘弁下さい。

もうyoutubeのアドレスを好き勝手にジャンジャン貼りますので(やりたかった…笑)、ロックミュージックがお好きな方はお楽しみ頂くもよし、あわない方はこのコーナーじたい、スルーしてしまって下さい。
たぶん、ロックミュージックが好きでないと、イマイチよく分からないでしょうし、運命学関連の内容だけ取り込もうとしても、感覚的について来れない部分があると思います。同好の士Only!


というところで、のっけから筆者の趣味が丸出しの、写真の切り抜きになっていますが、これは筆者の好きなミュージシャン+27クラブの中心メンバーです。
結果的に、亡くなった方と存命中の方が、みんな一斉にセピア色になって一堂に会してるので、なんだか怒られそうな気がして…
かと言って、好きなミュージシャンを集めるのに、存命中と亡くなった方を区別しても、意味ないような。
でも、まさか当人は見ないにしろ、熱心なファンとか関係者が見たら、(亡くなった人に囲まれてるじゃないか…)とか、気にする?しないよね?しないで…

そんなこと考えてたら仕事が進まないので、もう適当にやっちゃえ!と無造作にパラパラ置いた感じで並べてたんですが、ミック・ジャガーの隣にブライアン・ジョーンズを置くのはやめたほうがいいかねえ…クワイアボーイズはまだ若いから、デヴィッド・ボウイとオーティス・レディングにはさまれてても気にしないよね?クラプトンさんは人間出来てそうだし、ジミヘン好きそうだから、隣で大丈夫だよね?一番下段が故人ばっかりになったけど、亡くなった人は文句言わないよね?(たぶん)。
などと、妙なことを考えながら、写真の色と形のバランスを取りつつランダムな感じに並べていました。そしたら、今回の話の発端であるエリック・バードンさんが中央にきたので、もうこれでいいや…ということで一枚の画像にしました。

いやあー、存命中の方も、ほとんどがご高齢ですから、何かと微妙なんですよね。
そんなん気にしてたらやってられないんだけど、妙なところで神経使ってしまいました。異議は認めます。何せ、コンテンツの内容が内容ですから。
まあ、あんまり目の色変えずに、音楽の話を交えながら、ゆっくりといきましょう。写真のメンバーの中で筆者が一番沢山、変わらずに聴き続けているのは、C.C.Rのジョン・フォガティです。映画やドラマでもよくBGMに使われてるので、嬉しくなります。



「27クラブ」とは

「27クラブ」というのをご存知でしょうか。
27というのは年齢ですが、27歳の人が集まる、とか、27歳の思い出を語る、ではなく、「27歳で亡くなったミュージシャンの殿堂」或いは「ミュージシャンは27歳で亡くなりやすい」みたいな意味です。

アーティスト、中でもロックミュージシャンの中に、27歳で夭折する人が目立って多い(ように見える)。これはどういうことなのか、統計的な根拠があるのだろうか、運命学的な立場で解析してみよう、という試みです。

それなら単に、個人の運勢を見るとか、そういう年齢的な不幸のサイクルがあるのか、それを運命学的に見れば良いのではないか、という気がするかもしれません。
しかし、何せ筆者は昔からのロックミュージック狂いですので、どうもこの不幸の連鎖に、ロックミュージックと時代との関りとか、音楽の質じたいとの関係があるのではないか、とそっちのほうが気になって仕方がないのです。
ですので、普通の27クラブの話とは、だいぶ違うかもしれません。正直、かなり大変な作業だったこともあり、好きな音楽で息抜きをしながらコンテンツ作成しています。相当に長いですし、無駄話もかなり多いので、時間のある時にゆっくりとお付き合い下さい。


今回の発端はザ・アニマルズ

そもそも、この企画のきっかけは、CDをMP3で取り込んでいる最中、ザ・アニマルズのCDが出て来たので、久しぶりに聞いてみようかな、と思ったところから始まります。

ザ・アニマルズと言えば、「朝日のあたる家」が有名ですが、筆者はこのグループに限ってはどれもこれも好きで、We Gotta Get Out of This Place、See See Rider、Bring It On Home、Boom Boom、Around And Aroundその他、好きな曲が沢山あります。
もちろんiPodやWorkmanに入れて持っているので、いつでも聞けますが、何せ大昔から日常的に聞いているので、最近は他のアーティストがカバーしているのを聞くことも増えていました。

The House of the Rising Sunだと、ドリー・パートンの軽快なノリもいいし、ピンクフロイドも音が確かで好きです。プログレはあんまり聞きませんが、やっぱりピンクフロイド凄い。

Dolly Parton - "House of The Rising Sun" Live Vs. Studio Fan Video 1982

Pink Floyd - House of the Rising Sun

Don't Let Me Be Misunderstood(悲しき願い)だと、ニーナ・シモンが本家で、カバーではサンタ・エスメラルダのディスコバージョンが有名ですが、この曲はかなり色んな人が歌ってますね。

Nina Simone - Don't Let Me Be Misunderstood

Don't Let Me Be Misunderstood - Santa Esmeralda

Cat Stevens (Yusuf Islam) - Don't Let Me Be Misunderstood



ニーナ・シモンのは大好きですが、キャット・スティーブンスのカバーは…どうなんでしょうねえ。確かに歌唱としては素晴らしいんですが、ちょっと危ない傾向のある人がこういう雰囲気にはまったら、何かの引き金をつい引きたくなってしまいそうな。内省的”すぎる”感じで、このカバーは、私はあまり好きになれません。
第二次大戦中の「暗い日曜日」(Gloomy Sunday)のエピソードを、ちょっと思い出してしまいました。

暗い日曜日と言えば、エリカ・マロジャーン主演の映画、映画もサントラも素晴らしいです。大丈夫、あれ見ても自殺はしませんから。
でも、若い時って、何も無くてもどんどん内省的になっていって、自縄自縛で自殺したくなる時ってありますよね。私もあったので分かります。子供を一人で育てていたのでそれどころじゃなかった、というだけの話で。
誰にでも、山があれば谷もあるので、自分で危ない方向に行かないよう、いろんな引き出しを持つことが必要ですが、日本の作家って、自殺した人が多いですよね。私小説の系譜が強すぎるのではないか、と思います。私は私小説嫌いで冒険小説が好きなので、翻訳ものを読むことが多いです。翻訳ものばかり読んでると、明らかに文章が下手になってくるので、またしばらくしたら国文学読みますけど。
内省的になる時期がないと浅い人間が出来上がってしまうし、内向きになりすぎると危ないし、早い話が、頭も体も使わないとダメってことで、なんかアホらしいぐらい当たり前の結論ですが(笑)。

しかし、サンタ・エスメラルダのディスコバージョン、ソウルトレインの映像を発見したんですが、…これは、音楽と踊りがあってるのかあっていないのか。
いや、リズムもステップもあって…あわせてますよ、ダンサーが頑張って。しかし、どうも雰囲気がミスマッチに感じます。ソウルトレインもいろんな曲を使うので、少々雰囲気の違う曲で踊っちゃうのも、見慣れてはいるんですが、この曲はどうも異質な感じ。
サルサっぽくアップでリズム取ってる人は割とイケるんですが、もろに裏カウントのダウンを強く取るダンスは、見てて何となく居心地が悪いです。私がこだわり過ぎかなあ。
もう、サンタ・エスメラルダバージョンは、私にとってはキル・ビル専用ということで…

Soul Train
Santa Esmeralda - Dont Let Me Be Misunderstood (Original Maxi Extended Mix)


この曲で踊るんなら、Eric Burdon Bandバージョンのほうが好きです。崩しが強く入るので、初心者には難しいかもしれませんが、LockingとかWackingだったらあわせられそう。

Eric Burdon Band - Don't let me be misunderstood (1974)



昔のレコード店事情

私は音楽の好みが、どうしても最終的にはブリティッシュ・ブルースロックに行ってしまうので、アニマルズとローリングストーンズがどストライク。ビートルズにはほとんど関心がありません。音楽的にイマイチ物足りないのと、もともと低音ハスキーボイスが好きな為、ジョン・レノンのあの甲高い黄色い声がどうも苦手なのです。ビートルズは素晴らしいアーティストだと思いますが、あくまでも好みの問題なので仕方がないです。

カントリー&ウエスタンも好きで、ジョニー・キャッシュが大好きですが、そう言えば昔はレコード買うのって、けっこうハードルが高かったのを思い出しました。
もちろんLPの値段じたいが、当時の物価に比して高いのは仕方がないとして、アルバム見るのも会計するのも、敷居が高くて何となくこっ恥ずかしい。
どう高いかって…まず、レコード店に行って、自分の関心のある棚に行っていろいろ物色します、これは普通。
買うものが決まったら、レジに行って会計しますが、ここで店員さんが、レコードのタイトルとアーティスト名を、いちいちノートに書くんです。手書き。
単なる仕入れや整理の都合なんでしょうし、当たり前と言えば当たり前なんですが、これがちょっと怖い。
今だと、リアル店舗ではバーコードでチャッチャッ!はい〇〇円、で終わりですよね。
しかしもともと、本に比べてレコードの発行枚数は少なく、昔は更に少なかったので、1枚の比重が大きく、ちゃんと記録を取られるのです。

当然ながら、店員さんも、どんな客がどんなレコードを買うのか、しっかり見てます。行きつけになっちゃって、好みを覚えてもらうぐらいになればいいんですけどね。
私がよく行ってたレコード店なんか、最初行った時に確か、カントリー&ウエスタンとリズム&ブルースの二枚を買いました。そしたら店員さんが言います。

「あれえ?ずいぶん矛盾した好みですねえ。この2枚はジャンルがまるで正反対じゃないですか」
「え?そんなことないけど?カントリー・ロックとかは両方入ってるじゃないですか」
「カントリー・ロック?初耳だけど、例えば誰?」
「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルとか」
「…あ…なるほど」

この人が本当にクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルを聴いてたのかどうかは知りません。でもこんな感じで、この後は通りかかったら「C.C.Rの新譜出ますよ」とか教えてくれたり、ということになるんですが、いつもそういう風にはいきません。

違う店では、ハードロックと詩吟のレコードを一緒にレジに持って行ったので、一瞬、すごく変な顔をされました。もう、違うジャンルのが欲しい時は、レコード屋を転々と変えたくなってしまいますね。人の好みとか、分類して決めつけないで欲しいです。
私、ハードロックも聴きますが、詩吟は中段、じゃなくて中伝ぐらいまでやってたんです。声を出すのは、武道の気合とかのほうが好きで、武張ったこことストリートダンスで体動かすほうが好きです。
うちは父の実家が清元の家元で、血を引いてるのか、音痴ではありませんけど、歌うのはめんどくさくて、口を使うのはもっぱらハーモニカです。
また脱線しましたm(_ _)m。

その2~アニマルズ1968日本公演の顛末~


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