気学は移動の方位を見るものでしたが、陽宅風水とは、建物の相や住環境を見るものです。
風水学とはもともと、国の首都をどこに置けば国家が発展するか、という、大きなスケールで考えられてきました。作物が豊かに実り、天候も温暖で暮らしやすく、交通が便利で商工業も発展し、更に一朝有事の際には難攻不落の堅固さを兼ね備える、というのが都市の理想です。
その為に、古来どの国でも、その道の専門家が重く登用されてきました。
そんな中で、風水の原理を個人の住まいにも当てはめ、その人にあった、その人らしさが生かされ発展するような、心地よい住まいづくりに応用されるようになってきたのが小スケールの風水です。
小スケールの風水には、陽宅風水と隠宅風水があります。
これは「隠」と「陽」の字義の違いどおり、隠宅は人間が地下に隠れてから(つまり亡くなってから)住む家の吉凶を見るものです。早く言えばお墓、墓相学でした。
陽宅風水のほうは、生きて生活する人の住む家の相を見るもので、つまり、私たちの住む住宅を指します。
家の形や間取りだけでなく、当然、周囲の環境や自然条件も入ります。
このサイトでは、少し広い意味合いを持って「風水」という言葉を使っています。日本には日本家相という素晴らしい知識の集積がありますので、これを基準にして陽宅風水の根本原理である陰陽五行学に添って、それを現代風にアレンジしています。
技法としては、風水を見る為に図面に線を引きますが、東西南北の範囲の取り方、基準となる北の定め方など、陽宅風水と気学では異なります。
一般的には、敷地や家を八方位又は十二方位で等分に分け、全体の輪郭、玄関の位置、水場の位置、部屋割りなどを判断します。敷地が広い場合には、二十四山という見方もあります。
更に、家族構成と、住む人の本命星や十二支などによって、少し判断結果が異なります。
ただし、家というのは千差万別で、中心の出し方一つ取ってもいろんな考え方があります。輪郭から割り出す方法、重心を取る方法、使い方で見る方法など。
通信講座の方には、様々なモデル物件と判断例がありますが、このサイトでも、張り出し、欠け込みの解説など一例を挙げてあります。
いろんな方がご覧になりますので、なるべく分かりやすく面白い読み物を中心に取り上げ、一般的な風水や家相の本とは少し違う切り口のコンテンツを提供しています。全て作者のオリジナルの書き下ろしなので、出典は記載してありません。
ほとんどは、風水学基礎講座の中に入っています。
天の巻は主に、風水の基本原理や広範な思想に基づいたコンテンツ。
地の巻は陽宅・隠宅風水など住居に関するコンテンツ。
人の巻は気学や移動に関するコンテンツ。
少し毛色が変わって、風水巷談、雲切童子の神霊話、人相学などの読み物もあります。
ただ、最初にお願いしました通り、スマホや携帯の小さな画面には向かない長いテキストが多く、落ち着いて本を読むように、じっくり読んでいただきたい内容です。
ここで少し、陽宅風水の中身について述べます。
陽宅風水の実際を読む
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