中国経済と習主席の今後の行方は?前編

次は中国問題じゃな。今度は土性を代表して、八白土星さんにご登場願おうか。他の方もよろしく。
なんで土性が担当なんですか?
やっぱり中国と言えば、土のイメージが強いからな。
はい、それでは土気色の八白土星が代表として登場します。でも最近は中国も、二黒土星の平坦な畑とか、八白土星の連なる山々みたいなイメージは薄れて、五黄的なのばっかりじゃないですか。さっきのEVの「墓場」に加えて、腐敗、毒、強欲、破壊、廃棄物、破産、自滅、葬式、戦争、災害、荒野、廃墟、不毛の地、闘争、天変地異とか…良いところ、ひとつもありませんよ。
ほんとに、最近の中国関連では、良いイメージが一つも出てきませんし、ほら、大事なのを忘れてますよ。この数年、幅をきかしてる疫病ってやつ。
よう並べたなあ。帝王とか大統領とか、五黄にはそんな意味もあるんだが。ところで、なんで五黄土星さんは僧侶姿?
引導渡そうと思いまして。大人しく引導渡されてくれればいいんだが。
数からすると、帝王よりも乞食や犯罪者のほうが、圧倒的に多いですからねえ。帝王や大統領に出会う確率ってどのくらいでしょうか。まだまだ幾らでも出てきそうですが、聞いて気持ちの良い意味は少ないですね。
絶対数で言えば、王と乞食って、そりゃ、数にかなりの開きがあるからな。しかし、小さな国が林立してる地域では、各国に王族がいるから、けっこうな数にはなりそうだ。ずっと家系が続いているのは日本ぐらいのもので、皇室が王室よりもワンランク上なのは分かる。余りに安定しているので、その有難味が分からなくなってる日本人も多いようだが。
中国には今は皇帝って居ないんですよね。
愛新覚羅溥儀がラストエンペラーじゃな。初代は秦の始皇帝で、農民出身だった劉邦が項羽に勝利した後、前漢の初代皇帝となった。
あの辺の歴史って血腥いから、結局は皇帝たって、戦に勝った者が国のトップに立ってるということで、皇室と言われても、結局は金と力か?それが全てか?って思っちゃうなあ。
はっはっは、そりゃ自分に自分で称号を与えてるんだから、どうとでも名乗れるわな。現在の国家主席である習氏が、自ら皇帝を名乗りたがっていたとしても、何の不思議もない。
んで、周りがこう言ってひれ伏すわけですか、ワンセー!ワンセー!ワンワンセー!
さあどうかなあ。モノ言えば唇寒し、という国だし、最近は更に締め付けが強まってるから、果たしてどうなることやら。
問題は経済ですよね。ほんっとに最近、中国はいったいどうなるのか、って感じになってきました。
五黄土星さんは、どの程度、危機感を感じますか?私は相手が大きすぎて、もはやピンと来ないというか、通常の感覚で批判する対象から、外れてしまってるんですが。
相手が大きいというのは、国家主席である習近平に権力が集中しすぎている、という意味ですか?
それもあるにはありますが、それだけでは無いんです。例えば中国の国家債務って、実際は一京超えだとか、不動産バブルで、マンションの供給戸数が34億人ぶんに達してて、そのうち未完成の放置ぶんがどれだけあるか分からないとか。
人口だって公称14億なのに、実際はもしかしたら9億程度かもしれないとか、若年失業者数が公称20%余りだが、実際は50%近くだろう、とか、放置EVがいったい何百万台なのか、もはや数える事も出来なくなってるとか。
ああ、なるほど…
もう、どういう施策を打ったら、この状態から改善方向に向かうことができるのか、見当もつかない、という、開いた口が塞がらない感じです。こういういろんな数値と言い、隠蔽の度合いと言い、なんだかその壊れ具合が、理解の範疇を超えた域に達してるような気がしてしまって。
なんか、分ります。余りに巨大なものが、一斉に同じ方向を向いて動き出しているので、もはや打つ手を考える気も出なくなって、「こうすればいいのにいー」なんて言葉さえも出なくなってる感じだね。
確かに。IMFもサジを投げてるようで、援助しろって言われても焼石に水で、無駄金になるのが分かり切ってるので、取り繕った数字を「もうこのまま行っちゃえ」みたいな感じで流してますよね。
今年2月2日の発表で、「経済成長率が4.6%に鈍化した。中期的には更に低下して2028年には3,5%になると予測した」とか言ってますもんね。
別のソースでは、各種輸出が激減して、平均してマイナス10〜20%になってるし、観光客はコロナ前の1,4%という、激減という表現でも甘い状態です。
海外から中国への投資額などは、2年前の97%減ですし、たとえ成長率が鈍ってるにしろ、これでどうやってプラス成長という計算になるんだ、と思います。
その数値って、正確なんですか?だいぶ下駄履いてますよね。
前首相だった李克強氏が言ってたそうですが、各種の数字はほぼ粉飾されてます。しかし、各種統計の中で信頼できそうなものが三つだけあり、それは電気消費量、鉄道輸送量、銀行融資残高だそうです。
しかし他の人の意見では、貿易関連の数値も、あまり大幅に誤魔化せない部類だそうです。相手国があるので、誤魔化したらすぐバレてしまう。それで今回のように、経済成長率と貿易関連の数値に、すぐ分かるような乖離が生まれてしまうんでしょう。
ちょっと待て。その李克強の挙げてる信頼できる統計値、大丈夫なのか?電気消費量はともかくとして、鉄道輸送量は参考になるのか?中国の輸送比率は、自動車50%、海運40%、鉄道は5%ほどだぞ。
実は、この李克強が述べたという言説は、近藤大介氏が言ってたことなんです。どこかで齟齬が生じてるかもしれません。

後編に続く

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