ビギナーの風水学講座:目次


風水学とは何か


風水学の初心者の為に、風水学の概要を、駆け足で説明します。
この章はあまり細かい技法よりも、風水学の基本的な考え方を理解し、間違った方向に行かない為のものですので、ぜひじっくりとお読み下さい。

最近はネット上にも種々雑多な情報が流れており、余りに細かい情報に捉われると、かえって本質を見失ってしまう傾向があります。いろんなものを読みすぎて整理がつかなくなっている方も多いので、そういう部分を整理する、という意味もあります。
また、当サイトにはいろいろなコンテンツがありますので、サイトナビゲーションとしての役割もあります。


◆お願い:当サイトはなるべくゆっくりと落ち着いた環境で、一定以上の大きさの画面でお読み下さい。文章が主体ですし、忙しく実用的な部分だけを拾う、という書き方をしていません。
8インチ以上のタブレットやパソコンがお勧めです。4インチ程度のスマホや携帯で読むには向きません。
携帯サイトを検索する感じではなく、本を読むような積りでじっくり落ち着いてお読みいただいたほうが、結局は役立つことと思います。


◆このサイトの特徴:このサイトは、たぶん他の風水サイトとは、かなり違うと思います。その理由は、風水学や気学を独立した占いとして絶対視せずに、運命学の一部として扱っているからです。
引越しの時期と方位の吉凶、間取りの吉凶、どこに何があると良い悪い、というようなことには、あまり強くはこだわりません。
その前提として、個人の先天運、後天運、力量(運命学的な意味)を重視し、その中の一つの要素として、方位や家相を判断するからです。
その為、通信鑑定でもその裏付けとして、ご依頼がなくとも命理を下敷きとして参考に見た上で、鑑定結果をお送りしています。ですから、どんな鑑定であっても、お送りする内容が違うように見えても、実質は総合鑑定です。
気学を知った当初は、凶方位に行くと運命が悪くなる、吉方に行けば不思議に良いことがある(はず)と、無理をして毎月の祐気取りを繰り返している方もあるようですが、そんなことにエネルギーを費やす時間とお金があれば、しっかりと仕事や勉強をして、自分自身の地力をつけたほうが良いですよ、と申し上げています。
ですから、お水取りなどの情報はありません。気学には一定の有用性はありますが、根本的な開運法ではなく、問題解決手段でもありません。

また風水にしても、部屋のどちらに何を置くと良い、という、インテリア占い的なアプローチではありません。風水は住みやすい住宅構成や自然条件を見る為の、環境学という扱いです。ですから風水グッズのお好きな方は、がっかりなさると思いますが、そういうグッズって本当に効くの?と思っていた方には、ヒントが掴めるかもしれません。
このサイトで扱うのは、主に次のような分野です。


一、気学

引越し、旅行など、移動の時期と方位の吉凶を見ます。本命星と、その時期の九星盤を使います。九星盤には、年盤、月盤、日盤などがあります。

引越し先や目的地がどの方位に当たるかを調べるには、方位地図を使います。方位地図は市販されてはいません。各人の住所を中心にして、そこから地図を出力しなければならないので、地図の形状が全部違うことになり、市販するのが無理な為です。都市圏を中心にした方位地図は、このサイトで提供しています。


二、陽宅風水

日本ではいわゆる「家相」として昔から親しまれています。風水と家相が同じであるかどうか、異論もありますが、風水というのは、環境における水と風の働きを観るものです。家相も結局は水と風の働き、陽光の取り入れ方、季節の変遷や地域性に応じた家の建て方使いかたなどを、陰陽五行を元に判断しますので、家相は日本式の風水学と言ってよいでしょう。
その場合、大きなスケールにも、小さなスケールにも風水が応用できます。
大スケールの風水は、首都の場所の選定や国家間の力関係をはかる参考にもなりますし、小スケールの風水は、個人の生活ができるだけ健やかで心地よいものになるよう、生活の中に生かすことが出来ます。

日常生活の中で水と言えば、台所やトイレや風呂場、風は玄関や窓など、家の各所で、水の性質と風の性質をうまく応用しなければ、住みやすい住宅を作ることができません。
要するに、家を居心地良くし、住む人の能力を最大限に引き出し、じゅうぶんに英気を養えるような環境を整えて運気を上げよう、というのが風水学の目的です。
家を新築、改築する時には、もちろん必要な知識です。しかしそれだけではなく、今住んでいる家の欠点や長所を把握して、もっと住みよくしたり、家族構成に応じた使い方や生活のしかたを考えるには、引越しや新築改築の時だけではなく、一生にわたって必要な知識です。


三、命理

分かりやすい言葉で言えば「運勢」です。例えば、(来年は厄年だから、家を建てるのはもっと先に伸ばしたほうがいいのかな?)と考えるのも、命理に入ります。
ただし、このサイトで言うところの命理は、もっとずっと重要な意味を持っています。
例えば、あなたが引っ越しを計画したのに、なかなか思うような家が見つからない、という場面に出くわす場合が多々あります。
それは、凶方位で探した家だったから、凶相だったのかもしれません。
確かに、現象としては、方位の吉凶や家相の影響はありますが、悪い方位に行くには、それなりの運勢の流れがあります。また運勢の元には、その人の考え方や行いがあるということを忘れてはなりません。
人間には必ず、一生の運勢の流れがあり、春夏秋冬の四季もあれば、山や谷もあります。その流れに逆らった無理をしないこと、活動すべき時には活動し、休むべき時にはきちんと休むことも、大切です。運気の谷間にある時に、何とかして今すぐ運勢をアップしたい、と無理を重ねても、良い結果は出ません。
そういう意味では、気学も風水も、すべて命理学の一部です。吉方位だけ分かっても、今動いてよいのかどうかを見究めることができなければ、片手落ちです。
風水も気学も、命理(先天運と後天運)を抜きにしては、仏作って魂入れずになってしまいます。無闇に方位取りを薦めないのも、こういう考え方が根本にあります。

方位と家相と運勢は三位一体で、どれか一つだけで運気をアップしようとしても、他の要素が足を引っ張るのでは、スムーズにいきません。方位の吉凶だけを見て無闇に何度も移転する人、風水グッズに頼ろうとする人には、これらの総合的視点が欠けているような気がしてならないのです。

次に、気学や家相などの各ジャンルについて、もう少し個別に見てゆきます。

気学とは何かを読む

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