実践風水学講座TOP

内装のポイント、カーペット選び・前


今回は前から書こうと思いつつ、なかなか手が回らずにずっと気になっていた、カーペットのお話です。
風水でカーペットというと、たぶん皆さん、どっちの方位にはどんな色の…もしくはどの本命星には何色がいいのか…という連想が走ることでしょう。

それも少しはありますが、実はもっとずっと、現実的かつ科学的なお話です。重要な話なので、最後まで読んで下さいね。
分かりやすく、ポイントを三つに絞りましょう。

1、方位:カーペットと方位の関係です。方位や場所によって、どんなカーペットがいいか、それとも敷かないほうがいいか、という、ごくオーソドックスなお話。

2、心理面から見たカーペットのお話です。インテリア心理学の分野になりますが、これも重要です。

3、健康面から見た、カーペットの影響です。実は今回は、この話が重要なのですが、風水学分野でも、インテリア分野でも、まとまった記述をなかなか見かけません。今回、持てる知識を精一杯開陳しますので、じっくり読んで下さい。



方位とカーペット

まず、方位とカーペットのお話。これは時々、風水鑑定の中で個別に申し上げる場合があります。しかしそれは、少々、家相が気になる場合に限られます。
家具やカーペットの使い方で、少しでも凶意を抑える為に指定しているので、家相に大きな難が無ければ、少々ピント外れであっても、普通はそんなに心配する必要はありません。

しかし、いちおうの原則はあります。
原則的に、家の北側を休養、育成、蓄積と捉え、南側を表現、外交、支出という風に分類するとします。

そうなると、北側はなるべく暖かくゆったりと、落ち着いて過ごせるようにしつらえた方が、居心地が良いものです。

一方、南側はなるべくスッキリと、あまり物が溜まらないように、家具も軽い感じのものにして、広く明るく使うのがコツです。

そうなってくると、カーペットの必要なのは北側、ということになります。
南側はフローリングでも、小さなラグ程度でも良いでしょう。

北側は寒々しくならないように、暖色、中間色のほうが無難です。ただし真北は四正方位なので禁忌があって、原色とか特に真っ赤は避けるのがセオリーです。
植木も、家の真北には火事を思わせる、真っ赤な花をつける樹木はよろしくない、とされています。原色はもともと、どこの方位であっても刺激が強すぎるのであまり使いませんし、インテリアメーカーのカタログを見ても、原色はほとんど見当たりません。

南側は寒色でも良いのですが、やはり原色に近い色はなるべく避けます。
寒色の中でも、真っ青よりもグリーンのほうが無難です。
グリーンは寒色ではありますが、ご存じのように青と黄色の混ざった色なので、比較的に柔らかい寒色なのです。
北と反対と考えると、真っ青+南は…気になる方があるかもしれませんが、逆は真ならずで、そんなに気にしなくて大丈夫です。
でも真冬に真っ青のインテリアというのも寒々しい感じがするので、季節感を出す為に初夏から真夏ぐらいの期間限定のほうが無難ですね。

色というのは、季節と密接な関係があるので、服装でも季節感は気にしますよね。
服飾界では、春に秋の色を着るのは、タブーと言っていいぐらいダメな感覚になっていますが、逆に秋に春の色を着るのは、そんなにお咎めはない筈です。
穏やかなパステルカラーとか中間色は、誰にとっても抵抗のない色です。

方位と色は、季節感に逆らわないようにすれば、おおむね妥当な選択ができる筈です。
真冬に北の窓を開けっぱなしにしたりはしないので、冬は暖かく穏やかに、夏は涼しく活動的に、ということです。



心理面とカーペット

次に、意外と問題になるのは、カーペットの色柄です。
カーペットにしろ、ソファにしろ、壁紙にしろ、一番の大原則は、自分が長い時間見ていても疲れない、違和感のない色柄だ、ということです。
衣服だと簡単に着替えることができるので、TPOに合わせて、地味にもお洒落にも、大胆にも、いろんな変身が出来ますね。

でも家具やカーペット、車の色なんかも、一度それに決めたら、毎日、長時間見ることになりますから、ふとした気紛れで大胆な色柄を選んでしまって後悔した、ということのないようにして下さい。
しかしこれも、大胆だと思っても意外と自分にマッチして、ずっと使っても飽きない場合もありますので、一目惚れで「これがいい!」となったら、それに決めてしまうのも、やぶさかではありません。
こういうのって、その人の生理的な傾向とか普段のテンションが関係しますから、ある人は全く受付なくても、別の人は好きで飽きない、という場合も多々あります。

   
 大胆な色調の部屋 オーソドックスな色調の部屋 


それではひとつ、あなたの好みをテストしてみましょう。
ごく平凡なラグマットを三種並べました。
この中で、あなたが書斎のデスク周りに敷くとしたら、どのラグを選びますか?
「色柄の好み」でもありますが、「書斎のデスク周り」というのがポイントです。

     
 ラグA  ラグB  ラグC


次ページへ


TOPサイトマップ  関連項目:基礎講座 タオの風水暦 巷談
現在このサイト内にいる人は 人です♪
Copyright (C) 1999-2019 TAO AllRightsReserved.
http://www.kumokiri.net/コピー、転載禁止