◆謹賀新年 騒がしかった2022年も去り、2023年癸卯年となりました。 個人的にも昨年は騒がしい年で、やっとのことで乗り切った感じが否めませんが、本年は伸び伸びになってる計画を進められるよう、頑張りたいと思います。 サイトのほうのテコ入れもまだまだですが、アイデアだけは豊富。なかなか実現に至らないのがナンダカナア…ですが、性格なのでしょうがないか。
今年は、元日に息子夫婦が三段重ねのおせちを持ってきてくれたので、私はほとんど何にもせず。お嫁さんの実家のほうは、まだ家族宴会は自粛中とのことで、まあ食べ物屋さんなので慎重になりますよね。 しかしこの騒動は長い…果たして今年は収まるのかどうか、中国で2019年の武漢熱がまた始まったらしい話もあり、これはどこまで本当かは分かりませんが、本当に、世の中が変わる時期に差し掛かっているのかもしれません。
身の回りでは、仕事がリモートワークに移行した人が多いですが、やはりリモートワークの長所も欠点もあり、これは自分で工夫してゆくしかないでしょうね。
◆ある日の出来事 二人がキッチンでワサワサやっているのを見て、ふとあることを思い出しました。うちの息子は食品関係をいじるのは苦手で、バイトも食品関係はやったことがない筈です。家に居ても冷蔵庫を開けたりもしませんし、お湯を沸かしてカップラーメンを作るなんてこともしませんでした。 結婚してから変わったのか、私が行くと、マーボ豆腐をゼロから調味料刻んで作ってくれたりもするので、変われば変わるものです。
それは、今の住まいではなく、横浜のマンションに居た時、まだ二人が交際中で、彼女がちょくちょく家に遊びに来ていた時のことです。 クリスマスが近い休日のことだったのですが、私はたまたま仕事で出かけており、夜になってから帰宅しました。二人は出かけてしまったらしく、家は無人です。
私は台所に入った瞬間、アッと自分の目を疑いました。これがうちの台所?これがうちの流し???!!!
何と、流しが見事にピッカピカなのです。そんなに酷使する流しではないので、普段は適当にしか洗いませんし、汚れたと思ったら、たまにクレンザーで磨く程度です。 しかし、磨くと言っても限界があり、掃除のプロではないので、新品同様にピッカピカにすることなんて出来ません。
それが本当に、「これがうちの流しなの?」というぐらいに、本当に目を疑うほど、ピッカピカになっているではないですか!
私はためつすがめつ流しを見ながら、いったいどうやったらこんなに綺麗にできるのだろう、特別な洗剤を置いてあるわけでもないし、いったい誰がやったんだろう?新品と見紛うほど、これほどまでにピカピカにするなんて、私の力ではどうにも無理です。
誰がやった?と言っても、息子か彼女のどちらか、又は二人でやるしかありませんが、それにしても、どうやってここまで綺麗に磨いたんだ?と首を捻りながら、その日は息子は出かけたままだったので、その疑問はそのままになりました。
後日、リビングを掃除していたら、二人のクリスマスプレゼントの包装紙がゴミ箱に入っていました。そしてその傍に、小さなメモが落ちています。 それには彼女の筆跡で「クリスマスおめでとう。こないだは台所、片付けといてくれた?」とあります。
ははあ…と私は思いました。確かにあれほどステンレス流しを磨き上げるのは、女の力ではかなり難しいことです。それに、女性は他家の台所に入って、そこを普段よりもピカピカに磨き上げるなんてこと、しませんよね。 それぞれ、その家なりのやり方がありますから、その家が普段やっている以上に流しを磨き上げるなんて、女の人は一種の遠慮が働いて、やらないと思います。
なるほど、あれは息子の仕業だったんだあ…と私は納得はしましたが、男の仕事ってやっぱりハンパじゃないんだなあ、とも思ったものでした。
◆キッチンの妖精 今回来た時に、そのことを思い出して、二人に話したのですが、当人は全く覚えていません。私は余りに衝撃的だったので、くっきりと覚えているのですが、息子本人は全く覚えていないようで、何の話?とキョトンとしています。 たぶん、ちょっと片づけているうちに、我知らず夢中になってしまって、極限までピカピカに磨いてしまったのでしょう。そういう時って意図せずにやってしまうので、意外と覚えていなかったり、というのは分かります。うちの家系はみんな、そういう傾向は強くあります。
嫁曰く、「きっと妖精さんがやったんだよ」、なんて話に落ち着きましたが、これも一種の無念無想とか、禅定の境地に通じる話でもありますね。 なんだか息子自慢のようですが、要は義務感とか、褒められたいとかいう意図や計らいなどの自我が全くないので、あそこまで限界知らずのピカピカになってしまうんでしょう。いろんな局面に通じる話だと、改めて思いました。 こういう行動って、なかなかスイッチが入らないのが、痛いところではありますが(笑)。
今年もいろいろあるのかもしれませんが、自分なりにしっかりした生活を構築したいもので、筆者も自分なりに頑張りたいと思います。 年末年始の鑑定受付は15日までですが、関心のある方はこの機会にぜひどうぞ。
|
Date: 2023/01/03
|
|
|