アマゾンプライムで、たまたま表示されたので何となく見ていて、これって面白いのか面白くないのか?怖いのか怖くないのか?変なのかそうでもないのか? 何だかよく分からない展開なのだが、何となく印象に残ってしまった邦画をご紹介。
平凡なショボい独身サラリーマン男性の元に、差出人不明の植物の種らしきものが送られてくる。 これは3~4年前だったか、世界各地で話題になっていた、謎の種子が送り付けられて来た事件を彷彿とさせるので、何かサスペンス的なハラハラ展開でもあるのかと、少し期待しながら見ていた。 そしたらこの映画…映画というには23分ほどの小品なのだが、ことごとく予想を裏切る展開で、「え?そう来るか?」と意外と退屈しなかったのだ。
男性は丁寧に植木鉢を用意して、その種を撒き、水をやったりして部屋の中に置いている。 ここでまず、(こんなワケワカメの種植えたりするか?)とみんな思うだろう。
そしたらその種が芽を出すのはいいのだが、何と真っ黒い不気味な手が生えてくる。
そこで、(ああ、これはホラー的な展開になるのか)と思う。 男性も普通の反応として、動く手がおどろおどろしくて不気味なので、パニックになり、カッターで切りつける。
そしたら血が飛び散るのだが、ここからまた予想に反して、「…なんか、ゴメン」とか軽く謝りながら、バンドエイドかなんかをその手に貼ってやってる。オイオイ、ホラーじゃないのかよ。
次に、手がモゴモゴ動くので、なんか言いたそうだね…と、どうするのかと思ったら、スマホを与えて、手は文字通りのブラインドタッチで送信してきて、二人は会話を始める。 一人と一本は妙に仲良くなって、職場でもデートの最中でも、スマホで頻繁にやり取りしている。
いくらブラインドタッチたって、どうやって返信内容を理解するんだよ?とか、部屋に連れ込んだ彼女が、怖がりもせずにまたその手とスマホでやり取り始めるとか…。 イタしてる最中に手が見ていても気にならないのか?更に手に見られるというのは、正しい表現なのか?とか… とにかくこの作品、こうなったらこうなる、という、ありきたりの展開をことごとく裏切り、ほとんど予想の逆を行くのだ。
そして結局は、心温まるのか不気味なのか、よく分からないラストとなるのだが、私はこの映画を見ていて、何故かChatGPTを思い出してしまった。 唐突に生活に侵入してきて、アッという間に人の一番奥深い部分まで簡単に入り込んでしまい、役立ってるようで何とはなしの不気味さもあるという…。 すっかりネタバレしちゃったけど、アマプラ無料・23分と短いので、期待せずに見てみてもいいと思う。
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